【記者座談会】改正建築士法施行

建設通信新聞より

A 改正建築士法が1日に施行されたけど、建築界の受け止めは。

B 今回の目玉となる建築士試験の受験要件見直しに対しては肯定派と否定派に意見が分かれる。実務経験が免許登録要件となり、「実務ゼロ」での受験が可能となることに「就職しても仕事が忙しく、なかなか勉強する暇がないため、早めに受験できるのは悪いことではない」といった声が上がる一方、資格優先による弊害への懸念も根強い。

C 改正の背景にあるのは、建築士人材の継続的・安定的な確保だ。1級建築士をみると、所属建築士の約4割が60歳以上という状況にあり、これら建築士の大量リタイアを見越した場合、受験の早期化により若手建築士を確保する必要がある。受験者数の減少や平均年齢上昇も大きな課題になっていた。受験要件の見直しにより、例えば1級建築士の場合、建築に関する科目を履修して大学を卒業すれば、卒業直後に実務経験がなくても試験を受験することが可能になる。

A 教育現場の反応は。

D 法改正に当たっては、日本建築士会連合会と日本建築士事務所協会連合会、日本建築家協会の建築設計3会が2018年6月に資格試験の受験要件緩和などを盛り込んで自民党の建築設計議員連盟に提出した「建築士資格制度の改善に関する共同提案」の内容を反映する形で法案が提出された経緯がある。大学関係者からは改正の過程で「われわれの意見をもっと聞いてほしかった」という不満の声も上がっている。

B 建築学会と全国建築系大学教育連絡協議会(全建教)が、全国の大学を対象に実施した改正建築士法に関するアンケート結果(途中集計)を見ると、改正内容については悪影響があるとの回答が多い。「資格取得を第一主義とする者が増加し、資格予備校化しかねない」「教育内容が1級建築士の試験対策に偏る可能性がある」などの意見が出ている。

D 建築士人材の確保を目的とした「数の論理」ありきの改正と捉えている関係者は多い。量より質に焦点を当てた建築士制度のあり方が今後の課題になりそうだ。

(私見)これからの建築士試験制度を考えると私も含め1級建築士が4割以上60歳代と高齢者が占めていて国交省が焦りを魅せている(国交大臣が試験制度の認識不足)が根底にある。小手先の試験制度止めましょう。

失敗が見えています!1級建築士がいなくなりますよ。

※既得権益を守ろうとする団体にカツ!

1)試験制度のみなをしを一から改革すべきである。

ア.1級2級建築士の廃止を検討すべき。⇔建築士に統合すべき時代になっている。

イ.木造建築士昇格(木造伝統建築士)

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