基礎断熱なのに床下が意外と結露してる。

皆さんは床下の結露なんてあまり関心がないのでは?

住宅産業の過大販売にに伴う欠点事項ですが

べた基礎をすれば断熱効果があるなんて思っていないですよね。

意外と落とし穴があるのです!

『床下の結露』

日経アーキテクチュアより。

  断熱性能を高めた住宅が増える一方で、ちょっとした設計施工のミスや暮らし方の不注意による結露トラブルが増えつつある。住宅会社に高断熱住宅の指導を行い、結露トラブルの相談や調査にも応じる住まい環境プランニング(岩手県滝沢市)に、トラブル事例と設計施工上の注意点を解説してもらう。前回は基礎断熱における床下で生じた結露の事例を紹介した。今回はその対策をまとめる。

ウレタンの隙間にも注意する  基礎断熱の床下結露を防ぐ工夫として、住まい環境プランニングが住宅会社に伝えている納まりと管理のポイントを見ていこう。

第一に気を付けたいのは、基礎コンクリートの打設時に天端を平滑に仕上げること。基礎と土台の間は気密パッキン材を挟んで隙間を完全に無くさなければならないが、気密パッキン材を使用しても基礎天端に大きな不陸があると隙間ができる恐れがある。そこに断熱欠損が生じ、結露の弱点になりやすい。気密パッキン材の性能を発揮するには、天端の不陸をプラスマイナス5mmまでにする必要がある(ポイント1)。

基礎の天端で許される不陸はプラスマイナス5mm以内とする。基礎に気密パッキン材を取り付けたときに、気密パッキン材が隙間なくぴ ったり施工できているかもチェックする

(写真:住まい環境プランニング)  次に気を付けたいのが、隙間に断熱欠損を残さないこと。例えば、断熱材を基礎の外側に施工する場合は、次のような方法がある。断熱材の天端を基礎より10mm高くして、断熱材と土台の隙間にウレタンを充填する。ウレタンの断熱効果と隙間を塞ぐ効果が期待できる(ポイント2)。

断熱材と基礎の隙間にノズルを使って1液性 のウレタンを充填している様子。外側の断熱材の天端を基礎の高さより10mm立ち上げているので、基礎と土台の取り合い部が断熱材とウレタンでちょうど隠れる(写真:住まい環境プランニング)  基礎や断熱材を貫通する配管まわりも隙間が生じやすいので、外気が入らないように1液性のウレタンを充填して隙間を塞いでおきたい(ポイント4)。  

幅の狭い隙間は、ウレタンが奥まで入らず、期待通りの断熱性能が出ない場合がある。それを防ぐには、細長いノズルを使用するか、隙間が10mm以上になるよう斜めにVカットしてから充填する。Vカットすると、ウレタンが奥まで入るかを目視確認しながら充填できる

(ポイント3)。

基礎の外側の立ち上がりや耐圧板に配管類の穴を開ける場合は、配管と穴の隙間を1液性のウレタンで塞ぐ。基礎に配管を埋設する場合は、打設前に配管の立ち上がり部分の隙間をウレタンで塞いだ上で、打設後に基礎との隙間を塞ぐ(写真:住まい環境プランニング)

島津建築設計事務所

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