K・HOUSE『ヒュッテ』
和歌山市岩橋に位置する。
木造2階建て1階住居部分2階隠れ家クライアントが設計当初から夢であったしかも多趣味が功を奏した200%満足できる建物になりました。
クライアントが残してくれたメッセージです。
50 歳代半ばも超えた今「理想のマイホーム」を新築する。いわゆる「田舎暮らし」 などを始めるためではなく正真正銘の「終の棲家」としての自宅。しかも現住居 から数百メートルしか離れていない土地へ。わが人生初のこと。従来自分のポリシー として「マイホームは持たない」ということを、この40 年近く貫いてきた。それが 今何故? この決断に踏み切ったのには個人的な四つの要素があります。
① 今住んでいるこの地域が大好きである。(「ムラ」としてのきわめて人情深い- 時には濃すぎる?「コミュニティー」、そして市内有数の緑に恵まれた自然環境)
② 母親が実家で今はまだ元気に一人で暮らしながら ご近所の皆さん達と楽しく生活しているけれども、 いずれはそれもかなわぬこととなる不安は免れない。
③ 人生残り3分の1余りとなった自分たち夫婦自身も、いずれは人の世話(つまり「介 護」)に頼らなければ生活できなくなる時を、まちがいなく迎えることになる。
④ どうせ「終の棲家」を持つなら、お仕着せの中古や建築条件付分譲などではなく、 自らの終末を病院ではなく、何としても自宅で迎えたいと思える住まいにしたい。 このような要素を、100%どころか200%満たしてくれる住まいが完成しました。 基本コンセプトは「ヒュッテ」であり、「親の介護をする最後の世代、子どもの介 護を受けない最初の世代の住宅」「後継不要の1.5 世帯住宅」です。この完成は何よ りも、デザイン・設計をしていただいた心ある建築家の先生と、「木造」に対する揺 るぎないポリシーを持つ施工主社長、そのもとで極めて丁寧な仕事をしてくれた職 人さんたちの賜物です。仕事や商売を超えて通じ合う心意気で造り上げられた 「協同作品」。
こんなに楽しい家造りができて、本当に心から感謝しています。
このようなメッセージを残してくれました。
当時の現場風景です。⇓
2階隠れ家の天井小屋組み。
表札決定クライアントと表現として飛び跳ねる!
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